明星食品「苦情もあるが、それが変更の理由ではない」
J-CASTニュースが明星食品に取材したところ、経営企画部の担当者は「変更は当初のスケジュール通り行ったもの」だと答えた。
「CMはもともと2種類作っており、20日からは『好きな人、おると?』のバージョンを流しています。(『全部、出たと?』のバージョンに対しては)『不適切ではないか』といった意見もいくつか届いておりますが、それが変更の理由ではありません」(同担当者)
そうした苦情が来ることは「想定外」だったという。
CMの描写やセリフが視聴者に「下ネタ」と受け止められることはよくあることだ。中には、今回のようにオンエアの途中で該当部分が別のものに切り替わったケースや、かなり短い放送期間で終了したケースもあり、さまざまな憶測を呼ぶことも少なくない。
たとえば12年には、キリンビール「淡麗グリーンラベル」のCMでアイドルグループ「嵐」の大野智さんが「ヨガる!」と叫ぶシーンが「エロ」視点から話題になったが、途中から「みなぎる!」と叫ぶものに変更された。理由については、当時のJ-CASTニュースの取材に「グリーンラベルの爽快感、世界観を伝えるために、よりふさわしい表現にした」(キリンビール広報部)などと説明していた。
また13年には、きのこメーカー「ホクト」のCMで俳優の要潤さん扮する「きのこの精」と女優の鈴木砂羽さん演じる人妻のやりとりが「卑猥だ」と注目を集めた。こちらは「週刊新潮」(13年11月7日発売号)によれば、「ストレートで下品」「子供に見せられない」といった苦情が同社に寄せられたため、1週間で打ち切りとなった。