大阪桐蔭中学・高校(大阪府大東市)が裏金1億円超を飲食費や生徒獲得などに不正流用した疑いがあると、各マスコミが2015年3月24日に報じた。高校は、硬式野球部が春夏で甲子園を5回制覇した強豪として知られている。
報道によると、少なくとも10年以上前から、保護者から徴収した生徒の教材費の一部を、裏金として学校幹部の飲食代やブランド品購入費などに充てていた。さらに、保護者から徴収した模擬試験の受験料の一部も裏金にしていたという。
この問題では、14年秋に模擬試験の受験料の一部を簿外管理する不適切な会計処理が発覚し、運営元の学校法人大阪産業大学が弁護士らによる第三者委員会を設置して調べていた。大阪府は、15年度の私学補助金を減額する方針という。