2014年に中国でのスマホシェア首位のシャオミ
そして今回明らかにしたのが、中国シャオミとのウィンドウズ10を巡る「協力関係」の構築だ。あくまでもテストとはいえ、もともと搭載されているアンドロイドを「追い出す」ようにしてまでウィンドウズ10をインストールする手法は、かなり強引だ。半面、グーグルとの摩擦を覚悟してでもウィンドウズ10を浸透させたいMSの「本気度」もうかがえる。
シャオミは2014年、シェアを一気に伸ばした「風雲児」。中国市場に限れば、2014年の出荷台数は堂々のトップ。米IT系オンラインメディア「ビジネスインサイダー」は3月18日付記事で、MSとの関係を「パートナーシップ」ではなくあくまで実験への協力だと述べたそうだが、MSにとっては、巨大市場の中国でサムスンやアップルをもしのぐシャオミと本当に提携まで関係を強化できれば大きな成果となるとしている。