フリーアナウンサーの小林麻耶さん(35)はこのところバラエティー番組などに出演しては「結婚したい!」などといった発言を繰り返している。チャンスはあったものの、仕事に自分の生活全てを捧げる覚悟で臨み、「20代は恋愛を封印した」と告白、大粒の涙を流した。
この発言を聞いて同情する人もいるが、小林さんは今でも相当なモテぶりで、結婚相手に年収2000万円以上などといった条件を出していた、などを挙げて、結婚できなかったのは「恋愛の封印」だけではなかったのでは、といった見方も多い。
「恋のから騒ぎ」の影響で、遊んでいる女性に見られがち
小林さんが出演したのは2015年3月22日放送の日本テレビ系「誰だって波瀾爆笑」。番組を通して小林さんの結婚が話題となった。チャンスはあったのか、という質問に対して、
「プロポーズをされたことはあります」
と明るく答えた。TBSに入社して2年目くらいに仕事の壁にぶち当たり、就職活動でずっと世話になった先輩にTBS内の喫茶店で悩みを打ち明けたのだという。するとその先輩は、
「そんなに悩んでいるのなら僕のお嫁さんになりませんか?」
と言ったのだそうだ。2人は付き合っていたわけではないが、そんな風に言ってくれる男性がいて幸せだと思い元気になったが、結婚は断ったそうだ。自分は30歳までアナウンサーとしてしっかり仕事がしたい、と伝えた。
先輩は「30歳まで待つ」と答えたという。そして6年後にその先輩から「そろそろ30歳だね」と久々の電話があった。本当に待っていてくれたんだと喜んだが、
「私は今、結婚する気にはなれない」
と断った。TBSの報道番組のキャスターに抜擢されて間もない頃だったからだ。
どうしてこんな態度を取ったのか。「20代は恋愛をやめよう」と心に誓ったのだという。大学生時代に出演していた日本テレビの「恋のから騒ぎ」の影響で、遊んでいる女性に見られがちな上に、週刊誌などで「5股恋愛」しているなどの間違った記事を掲載された。イメージを払拭し、TBS内外で信頼関係を築くためには、只々仕事にまい進するしかなかった、というのである。
「素人からいきなりテレビに出る存在になり、誰を信じていいか分からない。心を閉ざした。人見知りはしないが、人と深く関わっていくことの恐さがあった」
そして、「20代で恋愛したかった」と大粒の涙を流した。もちろん結婚はまだ諦めていなし、一番恋愛がしたい20代に恋愛しなかった反動で今は恋愛がしたくてたまらない、といい「結婚したらずっと夫と手を繋いでしたいしフニャフニャしたい」などと笑った。
「理想の男性は年収2000万円以上!!」に反発も
実は小林さんは数年前から35歳までには結婚したいと宣言していた。それが叶わず、ネット上では可愛そうだという同情の声も挙がったが、20代に恋愛を封印したことが原因だけで独身が続いているのか、といった疑問の声も多く出た。
とにかく小林さんのモテぶりは凄まじいそうで、今回の番組でも中学3年には1年間で60人以上の男性から愛の告白を受けたとか、高校時代はアメリカに語学留学しアメリカ人男性も虜にしたとか、大学時代に「恋のから騒ぎ」に出ると全国からファンレターが舞い込む、TBS時代はお嫁さんにしたい女子アナNO.1に選ばれ、35歳になった今でもお誘いが後を絶たない、などと番組で紹介されていた。そんな状況だから、
「結婚はその気になればできるはずなのに、できないのは小林さんに何か問題があるのではないか」
といった見方が出てきても不思議はない。人をあまり信じず、深く関われないのが一因だとか、プライドと理想が高すぎるのではないか、という人もいる。
そして過去の「問題発言」が蒸し返されている。フジテレビ系「バイキング」での小林さんの「花嫁修業」コーナーでの話だ。部屋を片付けられずに嘘泣きしたり、きゅうりの皮のむき方を知らなかったり、乾麺の差し水の代わりに油を注ごうとする、といった姿が映し出された。もともと結婚し、家事をしたりする気などないのではないか、といった疑問だ。「花嫁修業の前に常識を学ぶべき」といった報道もあった。そして、14年7月放送の番組では35歳になった彼女は、理想の男性について、
「年収2000万円以上!!」
と叫んでいた。
「理想年収2000万円だっけ。可愛いけど35歳だとさすがに条件落とさないと...」
「妹に負けたくないと理想を上げていったんだろう」
「仕事上、結婚できない設定にしてるだけ」
などといった皮肉っぽいコメントが掲示板に書かれている。