尖閣が中国領だと示す地図があるなら、見せてくれ 自民・原田議員が中国側主張に反論

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「言論の場でも中国はアグレッシブで、我々はおとなしい」

   日本政府は、尖閣諸島が日本領だという根拠をまとめた資料「尖閣諸島写真資料集」を刊行し、在外公館への配布を始めたばかり。片山氏は、国外に対して日本側の主張をPRする場を増やすべきだと訴えた。

「中国の副報道官は定期的に会見しているし、中国の世界中に散っている大使たちも、私が知っている限りで数件、尖閣諸島に関する中国の領有権を明確に主張する意見広告を、フランスであれば一流の新聞に大使として出している。言論の場においても彼らはアグレッシブ(積極的)であって、我々の方が、ホームページに外務省が載せている程度でおとなしい。記者の方も、あまりこういうことをお聞きになっていなかったと思う。だから我々は、それをむしろイーブン(均衡状態)にする上で、こういうこと(資料集の配布)を始めた」

   会見後、時間切れで質問できなかった新華社通信の記者が原田氏に詰め寄る一幕もあった。地図は福建省と台湾省を示している。本来ならば福建省北部と台湾の南部は「ちょん切れ」て1枚の地図には入らないのだが、その地域の部分だけ地図の輪郭を外側に広げて1枚に収まるようにしてある。尖閣諸島の部分も、同様にして同じ地図に収まっている。これに対して石垣島は西半分しか収まっておらず「ちょんぎれる」形になっている。これを根拠に、石垣島は日本領だが尖閣は中国領だと主張したい様子だった。ただ、これでは明確な証拠とはいえない。

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