安倍首相、自衛隊を「我が軍」と表現 参院予算委の答弁で

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   安倍晋三首相が2015年3月20日の参議院予算委員会で、自衛隊について「我が軍」と表現する一幕があった。

   維新の党の真山勇一議員から自衛隊と他国の共同訓練の目的を聞かれた際、首相は

「我が軍の透明性を上げていくことにおいては、大きな成果を上げているだろうと思います」

と述べた。答弁はそのまま続き、直後には

「自衛隊は規律がしっかりしている、しっかりとした責任感と規律のもとに平和に貢献していこうとしている、ということが多くの国々によく理解されているのではないかと思います」

と語った。

   憲法9条は「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と定めており、自衛隊の定義については、06年の第1次安倍内閣の答弁書でも「通常の観念で考えられる軍隊とは異なるものと考えている」「我が国を防衛するための必要最小限度の実力組織で『陸海空軍その他の戦力』には当たらない」としていた。一方で、自民党が12年に発表した憲法改正草案では国防軍の創設が提唱されている。

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