「戦争ができる国へ 自民党」――安倍晋三首相や自民党を中傷するシールがJR東日本の車両の窓などに張られ、ネット上で騒ぎになっている。
自民党も事態を把握、JR東日本に対し見つけたら剥がすなど適切な処置をしてほしいと要請している。
自民党も事態を把握「適切な処理をお願いしている」
「JR東日本のドア広告に自民党が広告出したのかと思ったら、勝手に貼られた物らしい」
そんなツイートがきっかけで、このシールがネット上で話題になったのは2015年3月20日頃からだ。似たようなシールは2014年夏ぐらいにもあった、などと報告している人もいる。
問題のシールは一見自民党の新聞広告のようなものに見える。ただ、安倍首相の大きな顔写真の横には「頭が幼稚なこども総理」「選ばれた政権の私が最高責任者」「日本を、取りモロす」「戦争ができる国へ 自民党」などと書かれている。張られている場所は車窓のガラス面で、何かの広告のシール上にかぶせるようにして張られている。この写真はツイッターなどでネット上に拡散され、それを見た人たちから、
「政権批判してもいいが、電車にビラはっていいわけないだろどこの国のルールなんだか」
「常磐線で見たわ 超左翼くさい張り紙」
などといった感想が漏れた。
いったい誰がこんなシールを貼っているのか。ネットでは反安倍首相の組織だとか、左翼、日本人ではないなどといった見方が出ている。
自民党広報は、JR社内に安倍首相や自民党を中傷するシールが張られているという情報が寄せられ、事態を把握した、と説明した。誰が張っているのかはわからないが、JR東日本に対してこうしたシールを見つけた場合は剥がすなど適切な処置をしてほしいと伝えているという。