「児童ポルノ」販売ほう助で派遣社員送検 アマゾン本体に責任はないのか、と疑問の声も

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   アマゾンのサイト上で「児童ポルノ」が販売されていた問題で、関連会社勤務の40代派遣社員の男が書類送検されたと報じられた。アマゾンジャパンも家宅捜索を受けていて、本体はおとがめなしとすると、何か変だという見方も出ている。

   アマゾンジャパンなどが2015年1月23日に愛知県警に家宅捜索されたと報じられたときは、ネット上で、「本当は黙認していたのでは」と驚きが広がった。

  • 出品規約には書かれているが…
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派遣社員は、商品の管理や発送を担当

   容疑は、通販サイトで14年10月に18歳未満の少女のヌード写真集が販売されるのを放置していた児童買春・児童ポルノ禁止法違反(販売ほう助)だったからだ。

   ところが、今回、販売ほう助の疑いで、3月17日付で名古屋地検に送検されたのは、アマゾンジャパン・ロジスティクスに勤める派遣社員だけだった。報道によると、この派遣社員は、商品の管理や発送を担当しており、サイト上に出品された写真集をある客に配送した。この客からは、「児童ポルノではないか」と返品されたというが、今度は別の客に写真集を配送していたとされた。

   なお、写真集を出品した関東地方の30代古書店経営者の男も、販売目的所持の疑いでこの日付で書類送検されている。

   アマゾンジャパンによると、サイト上での販売は日本の法令を遵守するよう規約で定めており、システム・プロセスを通じて規約違反の販売を排除している。しかし、アマゾンのサイト上では、東京都内の古書店経営者ら2人が「児童ポルノ」を販売したとして14年9月に逮捕され、その後も、愛知県や福岡県などの10業者も次々に摘発を受けた。

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