元防災相の鴻池祥肇参院議員が、チュニジアのテロ被害者に対し、「『絶対に行ったらいかんよ』と言われる所は行かんことだ」などと発言したと、朝日新聞が2015年3月19日に報じた。
それによると、鴻池氏は、この日の自民党派閥の会合で語ったもので、「日本中が大騒ぎし、官邸の国旗が半旗になる。こんなおかしな話はない」とも言ったという。しかし、事件発生時の外務省の渡航情報では、テロが起きた首都チュニスは4段階のうち最も危険度が低い「十分注意」だった。記事では、「観光客側に非があったと受け取られかねない発言」としている。鴻池氏側は、朝日の取材に対し、「リスクのある場所に入るには気をつけるべきだという趣旨だったが、言葉足らずだった」と説明したという。