「世界の都市総合力ランキング」で、は7年連続で4位
「新陳代謝」とは「GDP成長率」「上場企業増加率」「新設高層ビルの数」などで、東京は10位(1位はバンコク)。この指標では新興国が上位を占め、主要先進国でトップ10に入ったのは6位のニューヨークと東京だけだった。
調査に当たった森記念財団都市戦略研究所は、今回の「都市の感性価値」とは別に、世界の主要40都市を対象に「経済」「研究・開発」「文化・交流」「居住」「環境」「交通・アクセス」の6分野・計70指標で、「都市の総合力」を評価している。2014年の「世界の都市総合力ランキング」で、東京は2008年の調査開始以来、7年連続で4位だった。1位は3年連続でロンドン、2位はニューヨーク、3位はパリとなっており、今回のランキングとは顔ぶれが異なる。
日本政府や東京都は2020年の東京オリンピックまでにインフラ整備を進め、総合力ランクで3位に浮上する戦略を描く。ハードルは高いが、今回、「都市の感性価値」という耳慣れない指標とはいえ、曲がりなりにも東京の潜在的な魅力をアピールする格好となった。