【大震災 若者の挑戦(2)】
気仙沼から「感謝」届ける明日のアイドル 「SCK GIRLS」は「復興」合言葉に歌い続ける

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4年間で見つけた、自分なりの変化とは

   SCK GIRLSは4年間、一貫して「ありがとう」という気持ちと、「復興するんだ」との決意を表現し続けてきた。楽曲を手掛ける佐藤さんは、歌詞の中にこうしたメッセージを織り込んだ。曲の合間にメンバーは、自分たちで考えた感謝の言葉を直接語りかけた。粘り強く震災を伝え続けてきたことで、周りの理解は深まってきたようだ。気仙沼市から「復興メッセンジャー」の称号を贈られたのも、活動が認められてきた証だろう。「絶対に復興してやる」という意地と、自分たちの手でできることがあるという思いが、SCK GIRLSを4年間続けられた原動力となっている。

   もちろん、アイドルユニットとしての成功や、個々のメンバーの成長も目標に掲げる。リーダーのまりかさんは、「以前は(運営者に)反発して、『気に入らないことはやりたくない』と言って叱られたり、人前でのトークを恥ずかしがったりしました。でも、多くの人の励ましに触れて『私がやるんだ』という使命感が芽生えたと思います」と振り返る。ステージ上では年下のメンバーをリードし、震災を風化させまいと等身大の言葉で観衆に語りかける。4年間で見つけた、自分なりの変化だ。

「ちょっと素直になりました」

   まりかさんは、こう言ってはにかんだ。

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