あくまで品質面を考慮したと説明
迅速、誠実だと対応を評価する人からは、「食感へのこだわりが素晴らしい」「こういったメーカーの姿勢が顧客の信用に繋がる」といった声が上がる。
一方で、「健康を害するわけでもないなら別に気にすることない気がするけど・・・」「日本はこういった食品について過剰反応だ」という意見も少なくない。
食品の自主回収をめぐる騒動では、同じ「虫混入」で評価が分かれた2社がある。「ペヤング」のまるか食品は当初、製造過程での混入は「考えられない」と説明し、消費者の不信感を募らせた。一方、冷凍パスタに虫が入っていた日清食品は「混入の可能性が否定できない」と素早く自主回収を打ち出し、かえって評価を高めた。
カルビーが自主回収に踏み切ったのには、こうした背景があったのか。同社広報は「『じゃがりこ』にとってもっとも重要な食感が不足し、本来の『おいしさ』を提供できなかったため」と回答し、あくまで品質面を考慮したと説明している。