芸能人からフジテレビへ「延焼」 「逃走中」に「炎上商法」批判

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   女性ユニット「E-girls」のAmiさん(26)が鬼ごっこをするテレビ番組「逃走中~誘惑の扉」(フジテレビ系)で、途中でゲームをリタイアし賞金をゲットしたことが「卑怯だ」「性格が悪い」などとバッシングされブログやツイッターが炎上する騒ぎが続き、番組とは直接関係ない芸能人にまで「延焼」する形になっている。

   一方で、この番組でのズルイ行為は「炎上」騒ぎになるのはお決まりのコースだし、その「炎上」に無関係な芸能人が口を出し漁夫の利を得ようとしている、との指摘も出て、「炎上商法や便乗商法はもううんざりだ」などといった声も大きくなっている。

  • もはや「炎上商法」?(画像はイメージ)
    もはや「炎上商法」?(画像はイメージ)
  • もはや「炎上商法」?(画像はイメージ)

なぜAmiはあの行動を取ったのか、という疑問が噴出

   「逃走中」は限られたエリアの中でミッションをクリアしながら逃げ回り、ハンターと呼ばれる追跡者に捕まらずに2時間逃げ切れば高額な賞金が与えられる。2015年3月15日放送では、最高金額144万円がもらえることになった。参加したのは20人で、その中の一人がAmiさんだった。Amiさんが批判を浴びることとなった行動は2つあり、まず、「誘惑の扉」と呼ばれるゾーンに入ったこと。ここに入れば5分間ハンターからの追跡を逃れることができるが、代わりにハンターが10人追加され合計14人のハンターが「誘惑の扉」に入っていない出場者の「捕獲」に向かう。これが、

「自分だけ助かろうとして仲間を犠牲にした。性格悪い」

などとネット上で非難された。この番組では逃げた時間の長さによって賞金が加算される。途中でハンターに捕まれば賞金はゼロになる。Amiさんは賞金が121万7400円になった時点で「自首」(リタイア)をし、

「オープンキッチンつくれるよー!」

などと大喜びをした。もちろん「誘惑の扉」に入ることも、「自首」することもルールに沿った事であり、Amiさんはそのルールをうまく利用しただけなのである。

   この番組は出場したタレントに対し、視聴者が「ズルイ」と感じた場合に批判の嵐となり「炎上」騒ぎになる。特に「自首」に関しては厳しく、お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の鈴木拓さんは、この「逃走中」と姉妹番組「戦闘中」に出演し、いずれも途中リタイアしたため、番組を盛り下げたとして激しい批判を浴び、ことあるごとにこの話題が蒸し返され自身のツイッターを閉鎖する騒ぎまで発展した。また、お笑いコンビ「平成ノブシコブシ」の徳井健太さんは「逃走中」に2度出演し、いずれもツイッターが炎上した。それは、他の出演者に対し非協力的な態度を取った、とか、口調がキツかった、などが理由だった。最近では歌舞伎俳優の尾上松也さんが15年1月4日放送の「戦闘中」に出演し、17歳の男性アイドルを騙し討ちにしたなどとして「歌舞伎役者の面汚し!」とネット上で貶された。

   今回のAmiさんも同じ目にあった、ということなのだがネット上ではまた違った批判が一部で起きているのだ。それは他の出演者を貶めるような行為をしたり、リタイアすれば騒動になる可能性が高いのに、なぜAmiさんはあのような行動を取ったのか、という疑問だ。

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