佳子さま「シャネルスーツ」騒動の真相 「一着100万だとしてもなぜ悪い」の声も

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   「美しすぎるプリンセス」として日本中の視線を集める秋篠宮家の次女、佳子さまが一部報道によって思わぬ批判に晒されている。

   岡山県訪問時にお召しになっていた「シャネル風スーツ」について「シャネルのスーツ」などと報じられたことが原因だ。

「『シャネルスーツ』はシャネル以外にはありえない」

   秋篠宮さまと佳子さまは2015年2月28日から3月1日にかけ、地方事情視察で岡山県倉敷市を訪問された。佳子さまにとっては成年皇族として初の地方公務だった。

   1日目にチャコールグレーのスーツを召されていた佳子さまは、2日目には春らしいベージュのスーツで登場された。ツイード素材のノーカラージャケットとタイトスカートを合わせたシンプルなカーディガンスーツで、いわゆる「シャネル風スーツ」と呼ばれるもののようだ。

   高級ファッションブランド「シャネル」の創業者、ココ・シャネルが考案したカーディガンスーツ「シャネルスーツ」は、現在では女性スーツの人気デザインとして広く定着している。厳密に言えばシャネルブランド以外のものは「シャネルスーツ」ではないため、「シャネルタイプ」「シャネル風」などとして販売されているという。

   「シャネルの戦略-究極のラグジュアリーブランドに見る技術経営-」(長沢伸也氏編著/杉本香七氏著)にはこんな記述もある。

「繊研新聞元編集主幹でファッションビジネス総合研究所の松尾武幸代表によると、繊研新聞時代に若い駆け出しの記者が他社のコレクションで『シャネルスーツ』と書いたら、日本法人シャネルK.K.から直ぐ抗議が来たそうである。『シャネルスーツ』はシャネルだけのものであり、シャネル以外にはありえないので、使わないでください、と」

   しかし、これをいくつかのテレビ情報番組や週刊誌が「シャネルスーツ」との文言で報じた。「FRIDAY」(講談社)3月20日号では「眩しすぎるシャネルのスーツ姿」「ベージュのスーツはシャネルのもの。国内ブランドを愛用されることが多い秋篠宮家には珍しいチョイスだ」などと、スーツが「シャネル」のものであると断定的に紹介した。

女性セブン「『シャネルの商品でないこと』を確認」

   そのため、インターネット上では「税金の無駄使い」「1着100万くらいか」といった批判的なコメントが一部で書き込まれた。しかし、どうやらこれは「誤報」だった可能性が高いようだ。当初から「シャネル風」と報じていたという「女性セブン」(小学館)は、3月26日号で佳子さまのスーツについて調査。その結果「シャネルの商品でないこと」が確認できたという。

   さらに同誌では皇室ジャーナリストの神田秀一氏のコメントを紹介。神田氏は、秋篠宮家は皇族費6710万円で生活費や衣装代、人件費などすべてを賄わなければならないという事情を説明した上で「佳子さまに100万円を超える洋服を買うことなどできるわけがありません」と指摘している。

   もっともインターネット上では

「むしろもっと高い服着てくれよ」
「別にシャネルスーツだったとしてもかまわんと思うけどね」
「シャネルじゃないのにシャネルに見えるなんて、素敵だと思うけど」
「正真正銘のプリンセスに100万のスーツを着せるとはケシカラン」

などと、シャネル着用を歓迎する声や、一部批判への疑問の声が大半だ。

   ちなみに「女性セブン」2013年10月24・31日号によると、日常的な服装では、女子大生に人気の「ローリーズファーム」や「ローズバッド」などを愛用していることが伝えられている。

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