外国人が2014年に日本で消費した金額は、物価の動きを除いた実質ベースで1兆5892億円にのぼったことが、内閣府が2015年3月9日に公表した国内総生産(GDP)統計でわかった。13年に比べて30.9%増えた。1兆円を超えたのは2年連続で、リーマン・ショックが起こる前年の07年に比べて2倍に膨らんだ。
アベノミクスによる円安の影響で、日本での旅行が割安になっている。それにより、日本を訪れる外国人が急増。外食やホテル代、観光サービス、おみやげ代などに消費され、3年続けて3割を超える伸び率となった。