実際にインヴァスト証券の「シストレ24」のストラテジーを使って運用してみると、どんな感じなのか見てみよう。実はインヴァスト証券の社内には、150万円の原資を元手に「シストレ24」で運用しており、プラスの成績をあげている投資チーム「イマコレチーム」がいる。「シストレ24」を利用するその他のFX投資家と変わらない、仕事しながらの「ガチ」なFX投資家なのだ。そのようすを見ると・・・
14年秋、「黒田バズーカ砲」のおかげでニンマリ
イマコレチームが運用を開始したのは2013年1月。「14年夏ごろの、相場が動かなかったときには損失を出しましたが、『黒田バズーカ砲』がさく裂した14年10月末には相場が活発に動き、数万円単位で毎日利益が増えていく、そんな感じでした」と、ニンマリする。
2014年10月31日、日銀は前年4月の異次元の金融緩和策に続く、思い切った追加金融緩和策(黒田バズーカ砲第2弾)を発表した。この措置は、経済専門家や投資家の多くが予想していなかったため、発表をきっかけに、株価は1日で755円56円も暴騰して1万6413円76銭を付け、為替市場は前日の108円88銭から一気に3円42銭上昇して、1ドル112円台までドル高・円安が進んだ。
追加の金融緩和の発表前といえば、消費税の8%引き上げによる駆け込み需要の反動が予想以上に響き、実体経済が沈みかかっていた。エコノミストらの「読み」では夏ごろにも反動減は収まるとしていたが、企業の経営マインドや消費マインドはすっかり委縮してしまっていた。
2発目の「黒田バズーカ砲」はそんな後ろ向きのマインドを払しょくするには十分だったようだ。
イマコレチームのひとりは、「毎日パソコンを開くのが楽しくなりました」と話す。
その言葉からもわかるように、仕事しながらの「ガチ」なFX投資家なので、毎日ジワジワと損失が増えていった時期は焦ったし、選んだストラテジーが効果を発揮すれば、万歳したい衝動にかられた。
「相場の動きが鈍いと収支も横ばいくらいでしたが、ひとたび相場が動き出すと収支は大きく変化しました。今のように日経平均も好調で、相場に勢いがある時期は利益を大きく狙えるのがシストレ24の特徴です」と、胸を張る。