大脳皮質が発達し教育や、自身の学習によって欲望が支配される
古閑さんの話だけでは闘争心と男性ホルモン、性欲の関係がよく分からないが、おそらく男性ホルモンの「テストステロン」について語っているようだ。性欲に関係するホルモンとされ、男性だけでなく女性も体内で分泌される。これが多ければ多いほど性欲が強くなり、筋トレといったスポーツや興奮(争い事)によって分泌が促される、といった説明もある。「テストステロン値を高めてモテモテに」といった紹介記事もある。
本当に女性アスリートの性欲が強いのは男性ホルモンによるものなのだろうか。都内の専門医師が匿名を条件に答えてくれた。テストステロン値の高い男性は性欲が高いとよくいわれるが、
「ホルモンと性欲というのは実はそれほど結びついてはいないんですよ。古閑さんは少し勘違いなされているのではないでしょうか」
といい、否定的だった。動物ではホルモンが生殖腺の働きを支配しているが、人間は大脳皮質が発達しているためホルモンの影響ではなく教育や、自身の学習によって欲望が支配されているからだという。