内閣府が2015年3月9日に発表した2014年10~12月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)の2次速報値は、物価の変動を除いた実質成長率が前期(7~9月期)より0.4%増で、このペースが1年間続くと仮定した年率換算で1.5%増となった。2月に発表された1次速報値の前期比0.6%増、年率換算2.2%増から下方修正した。
1次速報値の発表後に公表された10~12月期の法人企業統計調査などの結果を反映した。個人消費は増えたものの、設備投資が下方修正された。在庫の取り崩しが進んだ一方で、生産が伸び悩んだため。
14年4月の消費増税後、3四半期ぶりのプラス成長は1次速報と同様に維持した。