18歳少年、中学時代はいじめられていた 被害者が残虐な加害者になる例は珍しくない

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   川崎市の中学1年、上村遼太さんを殺害したとして少年3人の容疑者が逮捕されてから1週間がたち、リーダー格とみられる18歳少年の素顔が明らかになってきた。

   不良グループに属し、周囲に暴力を振るう一方、中学時代にはいじめられていた過去を持っていたようだ。

年下の少年グループからも「カス」「クズ」

周囲から慕われていた上村さんに花を供える人は今も多い
周囲から慕われていた上村さんに花を供える人は今も多い

   逮捕された直後は少年に関し、不良グループに属し、同級生らに暴力を振るったり、酒を飲んで暴れたりする様子など、暴力性を強調した報道が目立った。

   しかし次第に、地元の市立中学に通っていた当時は「いじめられっ子」だったという周囲の証言が各メディアで取り上げられるようになってきた。学校を休みがちで部活に入らず1人でいることが多く、いじめの対象になっていたという。

   週刊誌では不良グループのパシリにされ、コンビニで万引きをさせられていたとする、かつての不良仲間の証言が紹介されている。J-CASTニュースが取材した、年下の少年グループからも「カス」「クズ」と侮られていた。

   その一方で、自分より体格が劣ったり、気弱だったりする相手には「いじめっ子」の顔を見せ、暴力を振るっていた。夜間高校に進学した頃からは年下の少年らを従えるなどし、その中の1人に上村さんも含まれていたとみられる。前述の少年グループの1人は「容疑者とは縁切って、俺らと一緒に遊ぼうと誘ったが、結局来なかった。脅されてたんだと思う」と話していた。

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