韓国政府が、産経新聞の藤本欣也ソウル支局長が申請していた「外信記者証」を約半年にわたって発行していないことが2015年3月4日、韓国の京郷新聞の報道で明らかになった。記者証は政府機関に出入りする際に必要だ。京郷新聞によると、藤本氏は14年9月にソウルに着任し、直後に記者証を申請。通常なら数日で発行されるが、15年3月になっても発行されないままだ。同紙では、産経新聞のセウォル号関連の報道に対する「政府レベルの報復ではないかと指摘が出ている」と報じている。
ただ、明示的に発行を拒否しているかは明らかではなく、窓口機関では
「おそらく、3月中に他の外国記者たちと一緒に、まとめて発行するということではないか」
などと話しているという。