頑張って、蹴落とされても登っていくような感じ
記者から、
「(船橋市)公認じゃないのに、なんでこんなにビッグスターになれたのか」
と聞かれると、「ほぉ~!」と奇声を上げた後に、こう真面目に分析した。
「多分、日本人独特の感覚だと思うけれども、昔から『判官びいき』っていう言葉があるなっしなー。ふなっしーは、『(「個人」ならぬ)個なし』状態。1個のなしで活動しているから、どこの会社もついてないし、どこの事務所がいるわけでもない。それでもひたむきに頑張って、蹴落とされても登っていくような感じを見て、ひとつの物語として皆さんが見ていただいているのかな、って気がするなっしな~」
特派員協会でゆるキャラが会見するのは、14年2月のくまモン以来2例目。くまモンの会見では主に熊本県の担当者が説明し、くまモンが声を発することはなかった。「ご当地ゆるキャラ」としてふなっしーとくまモンは比較されることも多い。J-CASTニュース記者がこの点について聞くと、ふなっしーは数秒の沈黙の後に、
「くまモン、先輩なっしなー。非常に尊敬しているなっしー。ご当地キャラとしてふなっしーが出てこれたのも、昔からひこにゃん(滋賀県彦根市)、くまモン、バリィさん(愛媛県今治市)、にしこくん(東京都国分寺市)とかいろんなキャラクターが徐々に徐々に認知を増やして、その後にふなっしーが来たって言うような、先人たちの...。先人?のおかげだと思っているから尊敬してるなっしな~」
などと言葉を慎重に選びながら神妙に話した。