そごう・西武、再契約しなかった理由は「把握していない」
そごう・西武の広報室では、リブロの閉店を「通常のテナント契約の満了」によるものだと説明。リブロ撤退後に入居するテナントについては「調整中」だとしている。再契約に至らなかった理由については「把握していない」と話しており、リブロが閉店せざるを得なくなった理由は、はっきりしない。
リブロは元々は西武系のパルコの子会社として出店を続けてきたが、03年に出版取次大手の日本出版販売(日販)がパルコからリブロ株の大半を買い取り、今ではリブロは日版の100%子会社だ。一方、そごう・西武の親会社にあたるセブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長は日販の競合にあたるトーハンの出身で、今でもトーハンの役員だ。こういった競合関係が今回の閉店の背景にあると見る向きもある。