「聖地」リブロ池袋本店が閉店へ そうか、そんな事情が...

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   東京・池袋の大型書店「リブロ池袋本店」が2015年7月末までに閉店することが明らかになった。入居する西武百貨店との出店契約が満了するためだ。リブロ側は再契約を希望していたが西武側が応じず、閉店を余儀なくされた。

   リブロは元々、西武百貨店の「西武ブックストア」としてスタートし、1985年に「リブロ」として分離。人文系の先鋭的な品ぞろえには定評があった。1980年代にはセゾン文化を支え、「ニューアカデミズムの聖地」とも呼ばれていた。それだけに、ネット上では閉店を惜しむ声も広がっている。

閉店日は原状復帰工事の日程から逆算

リブロのウェブサイト。トップページのバナーには「池袋本店」の文字が出てくる
リブロのウェブサイト。トップページのバナーには「池袋本店」の文字が出てくる

   リブロ企画室は、

「旗艦店なので営業を継続したかったが、閉店せざるを得なくなった」

と悔しそうだ。西武側は、再契約しない理由をリブロ側に明らかにしなかったという。リブロは契約が切れる2015年7月末までに「完全撤収」する必要があり、今後、原状復帰工事に必要な日程から逆算して閉店日を決める。

   リブロ池袋本店は「書籍館」と「別館」の2つの建物にまたがる形で入居。書籍館は地下1階~4階の5フロアにわたって展開している。売り場面積は約1000坪(約3300平方メートル)に及ぶ。リブロでは池袋周辺に代わりの物件を探しているが、これだけの広さの物件を探すのは簡単ではなさそうだ。

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