お笑いコンビ「さまぁ~ず」の三村マサカズさん(47)が2015年3月3日放送のバラエティ番組「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)の中で、ヒロミさん(50)との「共演NG」の真相を明かした。
長年「不仲説」がささやかれてきた2人が、和解したのは比較的最近の話だ。三村さんは番組企画で千原ジュニアさんと酒を飲む中、「おれ、ヒロミさんてさ、昔、一悶着あったのよ...」と詳細を語り始めた。
事情聞いたヒロミ「それは申し訳ないな」
改名前の「バカルディ」時代、名古屋の番組でヒロミさんと共演していた三村さんは「ツッコミがキツい」と感じていたという。番組は1995~96年放送の「小園総研」(中京テレビ製作)とみられ、「キャイ~ン」の天野ひろゆきさんとともに「散々(厳しいツッコミを)食らっていた」そうだ。
その後、別番組で行ったヒロミさんとのエジプトロケが「共演NG」の決定打となった。ウサギ肉を食べる三村さんのリアクションを見て、ヒロミさんは「リアクションが面白くないよ。俺、竜ちゃん(上島竜兵)と出川(出川哲朗)でオファーしたのに、何でお前来たの?」と手厳しくダメ出し。これが「エジプトの深い闇」として心の傷となった。三村さんは帰国後に妻と行ったカラオケで、さまざまな思いが重なり号泣。そこで「ヒロミNG」を決断した。
和解したのはそれから約15年後のことで、「とんねるず」の木梨憲武さんが間を取り持ったそうだ。以降は、三村さんが「笑っていいとも!」最終回で「最近仲直りしたんですけど、嫌いでした」と本人を目の前に激白してみせたり、ヒロミさんが2014年6月のブログで「嫌ってた人 嫌われてた人」として笑顔の2ショット写真を掲載したりと両者とも雪どけをアピールしていたようだ。だが「いいとも!」以来、共演はなかった。
そこで千原さんは、飲みの席にヒロミさんを呼ぶファインプレーをみせた。三村さんがエジプトの一件を初めて伝えると、ヒロミさんは「思い出した。たぶん、それが最後の仕事だよな」と言い、「それは申し訳ないな」と真摯に詫びた。
「和解できて良かったです」「感動しました」
ヒロミさんはもともとバカルディの2人を大変可愛がっていたそうで、共演がなくなった後も、気にして見ていたという。「俺のやり方はちょっと違ったんだろうな」「自分でも多少先輩ヅラして、後輩をどうにかしてやりたいと思って色々振ったりしてたつもりだけど」などと当時を振り返った。帰り際にヒロミさんが「番組やろうな」と呼びかけると「そうですね。普通に、普通にやりましょう」と応じ、「完全和解」が実現した。
三村さんが番組放送前に「このあとのロンハー。出ます。酔っぱらいなのでなにしゃべったか、忘れました」とツイッターで告知。終了後はファンから「和解できて良かったです」「感動しました」などと反響が寄せられている。
芸能界の「不仲説」「共演NG説」は数多く存在する。三村さんとヒロミさんについては事実だったが、噂が一人歩きしてしまうことも少なくない。ヒロミさんは15年3月1日放送の「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)で、堺正章さんとの不仲説を否定したばかりだ。