スマホは人間でいえば臓器、体の一部になっている
―― 中国のネット人口も大幅に増加していますね。最新のデータを教えてください。
朱:2014年12月のデータではネット人口は6億4900万人。1年間で3117万人が増えています。総人口に占める割合も40%から50%に増加した。もはやネットの世論は無視できません。
また、14年はネットのアクセス数でスマホがパソコンを追い抜きました。多くの人はスマホを2台持っていて、1日に約150回触るというデータがあります。1日中触って情報収集、連絡を取る。もはやスマホはただの通信機器ではなく、人間でいえば臓器、体の一部になっていると言えます。
―― 環球網自体もPV、UU数が増えている。今後、どういうところに注力する戦略を立てていますか。
朱:今後、さらに発展していく中で不足していることがあります。これまで環球網は国際ニュースを中心に配信してきましたが、これらは読者の生活に密着した情報ではない。この点を考えると、これまでのビジネスモデルが継続できるのか、疑問を感じる部分があります。国際ニュースが、読者の生活と、具体的にどういう関連があるのかを伝えていきたいと考えています。