「長嶋家は、なんでダメだったんですか?」。社会学者の古市憲寿さん(30)がテレビのバラエティ番組でこう発言し、元プロ野球選手の長嶋一茂さん(49)がブチ切れるなどしたトークバトルが、ネット上で話題になっている。
2人のトークは、最初から波乱含みだった。2015年3月1日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」で、古市憲寿さんも長嶋一茂さんも対談するのは初めてだと明かした。
「なんでダメだ? けっこう、お前グサグサ来るな!」とにらみ返す
これに対し、2人の言動を知るコメンテーターの松本人志さん(51)が「ぶっ飛んでいるから、今日は大丈夫かなあ」と漏らすと、すかさず古市さんが真顔でこう口を挟んだ。
「比べたら、常識人ですよね、僕の方が」
松本さんは苦笑し、長嶋さんが「聞きづてならないことを」と返してトークは始まった。
2人の意見はぶつかり合うことが多く、川崎市立中学1年の男子生徒が刺殺された事件については、長嶋さんが容疑者は少年でも厳しくと言えば、古市さんは厳罰では抑止力にならないと反論した。ダルビッシュ有投手と元レスリング世界王者の山本聖子さんの遺伝子を持つ子供の将来が楽しみという話題になると、古市さんがいきなり前出の長嶋家の話を持ち出した。
すると、長嶋さんは、「なんでダメだ? けっこう、お前グサグサ来るな!」とにらみ返し、「うちはアスリート同士じゃないもん」と話した。しかし、古市さんはさらに「期待されるって、どんな気分ですか?」と畳みかけると、長嶋さんもムキになって、「期待を裏切っちゃいけねえのか、おい!」と叫んだ。それでも、古市さんの質問攻めは止まず、長嶋さんの生涯打率2割1分について、「それは、どのぐらいダメなんですか?」と問いかけた。長島さんは、「お前やってみろ、じゃあ」とまたキレて、松本さんが「でも、プロ野球選手になったって、すごいことですよ」と間に入るなどして、その場を収めた。