衛生面を考えて急速冷却してから配送
温かいカレーや汁物はどのように提供しているのか。市教委の話では、保温性の高い「食缶」と呼ばれる容器を用いて、熱を逃がさないまま届けるようにしているそうだ。一方、ほかのおかずの場合は、仕切りのあるひとつのプレートに炒め物や煮物、野菜サラダなどさまざまな種類を入れているため、すべてを温めてしまうとおかずによっては味が損なわれる恐れがある。何より衛生面を考えると、いったん冷却してから常温に戻した方がよいとの判断だ。ただ市内の市立小学校では、各校の給食室でつくる「自校調理方式」が多いため、中学校の給食と「温かさ」を比較する子どもはいるだろう。
給食の量については、育ち盛りの中学生のために2014年8月からご飯の「おかわり用」の追加提供を開始。アンケートで希望が寄せられたメニューを取り入れるなど、市側は工夫を続けている。
果たして橋下市長が言うように「教育がなってない」のか、子どもにとって本当に「残念な給食」なのか。インターネット上では「冷えた給食とか気の毒」「あんまりおいしそうじゃない」「これで文句とかバチが当たる」と、賛否が分かれた。
(2015年3月3日10時10分追記)記事内に「冷凍」との表記がありましたが、「冷却」に訂正します。申し訳ありませんでした。