北朝鮮は2015年3月2日午前6時半ごろ、日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射した。韓国の聯合ニュースによると、韓国軍当局は「スカッドC」か「スカッドD」が発射されたとみている。
朝鮮人民軍総参謀部のスポークスマンは3月1日、2日から予定されている米韓両軍による定例の合同軍事演習「キー・リゾルブ」「フォールイーグル」について
「合同軍事演習を強行する代価がどんなに挽回できない結果を招くかについていつまでも後悔し、痛嘆することになるであろう」
などと警告する談話を発表していた。今回のミサイル発射も、軍事演習に反発する動きの一環とみられる。
菅義偉官房長官は3月2日午前の会見で、「航空機や船舶の安全確保の観点からも極めて問題」だと非難し、北京の外交ルートを通じて北朝鮮側に抗議したことを明らかにした。