スマホから使い勝手のいいガラケーに戻す動きも
今回のニュースを受け、ネット上でも「スマホは電池持たないし高い」「スマホは不安定でトラブルが多い」「タブレットがあるから携帯はガラケーで十分」などとスマホを敬遠するコメントが並ぶ。インターネットやアプリなどが売りのスマホだが、「スマホはパソコンであって電話ではない」との認識が広がり、シンプルな機能のガラケーが見直されているというわけだ。
携帯各社はガラケーから、より利用料が高いスマホへの切り替えを進めようと各種施策を展開してきたが、そのスマホシフトも最近は鈍化傾向にある。逆にスマホから使い勝手のいいガラケーに戻す動きが出始めている。
こうしたガラケーの根強い人気を受け、大手携帯3社も2014年秋から新モデルを投入し、ガラケーユーザーの取り込みに力を入れ始めた。さらにガラケーユーザー向けの新たな取り組みも進む。KDDI(au)が春モデルにスマホのような機能を持つ折り畳み式の携帯電話を投入したほか、ソフトバンクが5月末まで他社から乗り換えるガラケー利用者を対象に通話料金を割り引くキャンペーン「ガラケーのりかえ割」を始めた。ガラケーが注目されるなか、これからも携帯各社からガラケーユーザーを狙ったサービスが打ち出される可能性がある。