画像編集ソフトで悪戦苦闘の末に...
青のタンクトップ(540円)を購入すると、黒の油性マジックで模様を描き、屋外に出て写真を撮影した。2月28日の東京地方は晴れ模様。十分に太陽光が降り注いでいるが、右手にカメラ、左手にタンクトップを掛けたハンガーを持っていると撮影自体が難しく、満足できる構図で撮れない。
なんとか撮り終えるとパソコンへ写真を取り込み、画像編集ソフトで「明るさ」を上げ、「コントラスト」を下げる。何度も数値を変えるなど苦心の末、「青黒」のシャツが「白金」に近づいたかもしれないと感じた写真が出来た。しかし別の記者に写真を送ったところ、「どう見ても青と黒じゃないか」とすげない反応。結局、再現実験は失敗に終わり、ますます謎は深まってしまった。
問題の「THE DRESS」の画像が、人によって違った色に見えるひとつの可能性としてネットユーザーたちが指摘しているのはこうだ。同じ写真でも、後ろから強い光がさしていて、服とカメラが影になっているように見えた人は「白と金」、部屋そのものが明るいように見えた人は「青と黒」に見えるという。
この説が正しければ、工夫次第では記者も次こそは「論争」を巻き起こすドレス写真が撮れるだろうか。