後藤浩輝騎手が自殺 落馬事故から何度も復帰、前日夜にはFBで笑顔

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   JRAの後藤浩輝騎手(40)が2015年2月27日、茨城県阿見町の自宅で首をつって亡くなっているのが発見された。自殺とみられる。

   度重なる落馬事故を乗りこえ、今週も15鞍に騎乗予定があった。2月26日夜にはフェイスブックを更新し、歌謡ショーを楽しんだことを報告したばかりだった。

突然の訃報にファン衝撃

   後藤騎手は1992年JRAデビュー。アドマイヤコジーンで安田記念(02年)、アロンダイトでジャパンカップダート(06年)を勝利するなど、大胆な騎乗で多くの大レースを制した。JRA通算1447勝を上げる、現役トップジョッキーの1人だ。

   明るいキャラクターがおなじみで、勝利インタビューの際に健康器具を使用したり、「神風」と書いたハチマキを巻いたりして場内を盛り上げた。「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)などバラエティーやスポーツ番組にも多数出演した。

   一方で周囲とのトラブルも少なくなかった。99年に吉田豊騎手を木刀で殴る事件を起こし、騎乗停止、謹慎処分を受けるなどした。

   それでもファンからは愛され続けた。12年の落馬事故以降は負傷と復帰を繰り返し、一時は引退もうわさされたが、14年11月22日東京競馬場で復帰すると、ファンは大歓声で出迎えた。

   最近のフェイスブックにはリハビリの様子をしばしば投稿し、23日に「検査の結果は異常なしで一安心」と報告。26日夜は歌謡ショーを見て「楽しかった\(^o^)/」と笑顔を見せていた。突然の訃報に多くのファンが衝撃を受け、「こんなに明るい投稿しているのに。やりきれない」「信じられない...嘘であって欲しい...」と、その死を悼むコメントが多数寄せられている。

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