保護者は異変に気付いていなかったのか
学校や教委の対応に疑問を持つのは、「尾木ママ」として知られる教育評論家の尾木直樹氏も同じだ。
「確かに学校も先生たちも川崎の中学だって『頑張っていた』のかも知れないです。しかし生徒の命奪われもう彼は生きられないのです。何が足りなかった、どこがズレていたのか徹底的に自己反省しながらコメント出すべきなのです」
とブログに書いている。
ネットでは保護者の責任が大きいとする意見も目立つ。ツイッターには
「被害者の親は、事前に警察には相談していなかったのかな?」
「なんで親もあんな顔になってても気付かんかったんかなあ」
など、もっと早く異変に気付いて対応すべきだったという投稿があった。一方、母親1人で仕事をしつつ家庭を支えていたことから、異変を察知できなかったことに無理もない、とする意見もあった。
2月26日現在、母親は各メディアの直接取材に応じていない。事件発覚後の21日に弁護士を通じて、
「息子がなぜこのような被害に遭ってしまったのか、分かりません。突然起きたことを受け止めることができず、今は取材や報道に対応できる状況にございません。今は、一刻も早く真相が明らかになることを願っています」
とコメントしている。