「ネットで物乞いして書類送検」にビックリ なるほど、今回はそんな理由があったのか

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注意に従わなかった過去の経緯を踏まえた措置だった

   また、リプライの中には他にも、同一人物がこれまでも、物乞いの生放送を何度も行ってきたため、必ず罰が下るはずだと思っていたと感想を述べる人もいる。そう、実はこの男、何度も警察から注意を受けていたにもかかわらず、ネットでの物乞い行為を止めなかったのだ。

   香川県警生活環境課に話を聞くと、1年ほど前から男の生放送の視聴者から苦情が寄せられるようになった。「生放送での物乞は不快であり、犯罪ではないのか?」などというものだった。県警はこの男を特定し、物乞いの生放送は止めるように注意したが従わなかった。自宅内で物乞いをする行為を検挙するのはなかなか難しく、思案していたが、今回、男が外に出て物乞いを始めるという情報を得て15年1月6日に担当署員が張り込み、男を発見。そこに急行し「現行犯」として任意捜査をしたのだという。生活環境課によれば、軽犯罪法違反だからと言って即、捜査するわけにはいかないが、今回のケースは別で、これまでの経緯を踏まえた上での書類送検だったと説明している。

   軽犯罪法第2条では、「前条の罪を犯した者に対しては、情状により、その刑を免除し、又は拘留及び科料を併科することができる」と定めている。

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