会社の「ストレスチェック義務化」でUSENホクホク顔? 法改正うけ「オフィスにBGM」が増えそうな予感

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人気アニメ「タッチ」のヒロインが「ノー残業デー」をアナウンス

   USENが、オフィス向けのBGMサービス「Sound Design for OFFICE ~働く人のメンタルバランスミュージック~」を開始したのが2013年12月。音楽がもつ、心身面に与えるポジティブな影響に着目し、埼玉医科大学の和合治久教授(音楽療法、免疫音楽理療学)の研究成果に基づいて、オリジナル番組を含め85チャンネルを提供している。

   1か月に平均300件余りの問い合わせが寄せられていて、改正労働安全衛生法が公布された14年6月以前と比べると、2倍近い。最近は高校や大学も関心を寄せているという。

   企業では、すでにインテリジェンスやドワンゴ、サイボウズなどが導入。若手が多いIT企業の導入が目立つが、コクヨファニチャーやアシックス、佐川急便、大阪・門真市役所市民生活部なども名を連ねている。

   現在、「USEN音楽放送」を入れている企業は、喫茶店やレストラン、ホテルなどを中心に70万社。そのうち、オフィス向けは4万社(「Sound Design for OFFICE」サービスを含む)にのぼる。

   同社は「配信する音楽はもちろん、時間帯やフロアなどは導入する企業によってコーディネートできますし、企業のさまざまな課題を解決するためのプログラムを用意しています。たとえば、人気アニメ『タッチ』のヒロイン役の声優、日髙のり子さんを起用したノー残業デーのアナウンスは、職場に帰りやすい雰囲気をつくり出すと好評です」という。

   USENは2015年2月5日に、メンタルヘルス対策支援ASPサービス「こころの保健室」の販売も開始。職場環境の改善への取り組みを支援するため、「Sound Design for OFFICE」とのシナジー効果を狙う。「メンタルヘルス対策」をテコに、オフィス向けBGMはさらに広がりそうだ。

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