焼肉チェーン「牛角」などを運営するアスラポート・ダイニング(東京都港区)が、米大手ファストフードチェーン「Taco Bell(タコベル)」の日本再上陸に関わる可能性が出てきた。
JPドメインを管理する日本レジストリサービス(東京都千代田区)のドメイン検索サービス「WHOIS」によると、「tacobell.co.jp」のドメインが「株式会社アスラポート・ダイニング」の名義で2015年2月3日に登録されている。「co.jp」ドメインは、登録するにあたり日本国内での法人登記が必要で、法人登記前の仮登録でも6か月以内に組織を設立しなければならない取り決めだ。噂されているタコベル日本再上陸はますます現実味を帯びてきた。
日本には一度上陸したものの撤退
タコベルはタコスやブリトーなどのメキシコ料理を提供するファストフードチェーンで、現在、海外26か国に250店舗を運営している。
日本には1980年代に一度「上陸」。東京や大阪、名古屋などに店舗を構えたものの、その後撤退した。
タコベルの日本再上陸は2014年12月4日、全米レストラン業界(NRA)の業界誌「Nation's Restaurant News(ネーションズレストランニュース)」電子版で報じられ、15年1月ごろから日本でも話題となり始めた。ネーションズレストランニュースの当該記事によると、親会社の「Yum! Brands(ヤム・ブランズ)」が14年12月2日、2022年までにイギリス、ポーランド、インド、日本、韓国、チリなどへ店舗を展開すると発表したという。具体的な時期や場所、運営主体などは明かされていない。
これがネットニュースなどで報じられると、「早く行きたい!!」「マジかよ!!大阪きてブリトー売って」など、期待の声が続々上がった。
一方のアスラポート・ダイニングは、「牛角」を筆頭に居酒屋チェーン「とりでん」「浪花屋鳥造」などを運営している。
同社は取材に対し、「コメントは差し控えさせて頂きます」と答えた。