ラーメン店の海外進出、166社にも
一方、「博多一風堂」といえば、いまや日本を代表するラーメンチェーン大手だ。国内に100か店超を展開。海外店も2008年の米ニューヨークを皮切りに、中国や韓国、シンガポールなどに進出。英ロンドンは欧州進出の第1弾だ。
ロンドンの「とんこつラーメン」ブームについて、インターネットには、
「日本の地域ですら人気のラーメンが違うもんな。国となると相当違うだろうなあ」
「とんこつが受けるのは意外だな。臭い系のものでも、ロンドンに人には許容範囲なのかな」
「あの豚くささがいいんだけどな」
「豚骨でも追い焚きを繰り返す博多とんこつみたいなやつじゃなくて、熊本とんこつみたいにその日限りでスープ使い切る方式だと最近は臭くないとんこつ増えてるからね」
といった、「とんこつスープ」への反響の声が少なくない。
博多一風堂を運営する力の源カンパニーを支援する海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)によると、海外進出を検討しているラーメン店などの外食業は少なくなく、「常時100件程度ある相談件数のうち、3分の1くらい」と話す。
また、日本貿易振興機構の調べでは、日本から米国や欧州、アジアをはじめ、海外へ進出しているラーメン店(企業数)は166社(2014年10月17日現在)にものぼる。
最近の日本食ブームも手伝って、まだまだ増えそうだ。