岡田准一、映画ロケでエベレストへ 6000メートルの撮影に「不可抗力」のリスクが

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

危険な場所は避けるものの、不可抗力のリスクも

   実際、過去最悪の雪崩事故を受けて、ネパール政府は2月18日に登山ルートを変更すると発表し、今後は、氷の滝のようなアイスフォールの中央部を通らなければならない。ここは雪崩の危険は少なくなるものの、クレバスなどがあって技術的に登山が難しくなるという。

   ベースキャンプから6000メートルぐらいまで登ると、こうしたアイスフォールに遭遇する可能性が出てくるのだ。

   映画のロケでは、アイスフォールの上も行くようなことはあるのか。日本山岳協会の関係者は、取材に対し、こう説明した。

「タレントの方は、そんな危険なところには行きませんよ。ベースキャンプ周辺で撮影するほか、6000メートル付近ならアイランドピークと呼ばれるところまでしか登らないと思います。スタッフは、もう何度かロケハンに行って現地を確かめてきています」

   アイランドピークは、トレッキングのコースになっており、比較的安全な場所らしい。

   ただ、そんなところであっても、油断は禁物のようだ。日本勤労者山岳連盟の事務局長は、こう言う。

「昨年10月にネパールのヒマラヤ山脈で、急激な天候変化と雪崩が起きて、トレッキング中の登山者が40人以上亡くなったこともありました。登山シーズンの3月とはいえ、5000メートルにもなれば、季節外れの雪が降ることもあります。比較的安全とはいっても、やはり不可抗力のリスクはあるでしょうね」
1 2
姉妹サイト