「まずい文章っていうのは『下手くそ』って意味でね」
インタビュー音声の放送後、荻上氏は「本人の中では本気で『差別じゃない。このコラムは差別じゃない自分が書いたんだから、そういう問題はないはずだ』っていう形になっている」と分析した。
しかし、本人は意図しなかったにせよ、海外を含めた多くの人々には異なる読まれ方をしてしまっているのが現状だ。英語圏では「安倍首相の元アドバイザー」などと報じられているだけに影響も懸念されている。それでも曽野氏は抗議が来ている理由について「全く分かりません」と訴える。
「まずい文章だって言われれば、そうかもしれないなっていうことは言えますけど。まずい文章っていうのは『下手くそ』って意味でね。『しまったことを書いた』って意味じゃないんです」
と本人なりの反省点はあるようだが、撤回の意向はないとのことだった。
インタビューでは、議論の元となっている「アパルトヘイト」の問題点ついても聞かれていた。しかし「(施行中の様子を)見たことがないから、全く分からない。私が南アに行ったときには崩れてましたから知らなかった。旅行者でしたしね」として、それ以上の言及を避けた。