2015年1月の首都圏の新築マンションの発売戸数は、前年同月比8.1%減の1679戸で、2か月ぶりに前年実績を下回った。不動産経済研究所が2月16日に発表した。東京都内が26.0%減の674戸、埼玉県も51.3%減の113戸と、大きく減った。郊外では建設コストの高止まりで販売が厳しくなっており、都心では高額物件の需要があるものの供給不足が続いた。
首都圏のマンション契約率は74.9%。好不調の分かれ目とされる70%を2か月ぶりに上回った。1戸あたりの価格は前年比3.9%下落し、4455万円だった。マンション販売在庫数は前月末比478戸減少し、5564戸となった。
なお、近畿圏の1月の発売戸数は1314戸。84.8%増と2か月ぶりに増えた。