出発地と到着地が同じでも料金が違う こんなおかしな高速料金制度が変わる

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相模原愛川から霞が関の場合、130円の差が

   こうした結果、同じインターから入って同じ出口から出ても、料金に違いが生じるケースがある。例えば、圏央道の相模原愛川(神奈川県)から都心の霞が関に向かう場合(ETC利用)、料金均一区間(八王子-高井戸)を含む中央道を通ると2200円、距離連動の東名道を経由すると2330円と130円の差があり、これが中央道渋滞の一因とされる。また東名道の厚木インター(神奈川県)から東北道の久喜インター(埼玉県)へは、圏央道・関越道・外環道を利用すると4700円、圏央道・中央道・首都高利用で3810円、東名道・首都高を経由すると3180円と大きく違う。

   今回見直すのは、こうした都心部に車を呼び込んで渋滞を激しくするような料金設定を改めるのが眼目。2016年度から距離に応じた料金に統一した上で、2020年をめどに、混雑に応じてルートごとに料金に差をつける制度を導入したい考えだ。都心の道路を高く、比較的すいている圏央道などを安くして、郊外の道路利用をさらに促そうという狙いだ。

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