「お金がないから書店でじっくり吟味」派も
「お金がないのでリアル書店でじっくり選んで買う」「立ち読みができるしね」という人もいる。大人に比べて財布に余裕がないので、書店で現物を見た上で購入するのではないか、という意見だ。
そのほかには、「10代だと参考書とか漫画を買うだろうからどうしてもリアル書店で実際に触って買うことが多いのでは?」と購入する本のジャンルの違いを指摘したり、「学校帰りに買った方が早いし便利だもんね」と社会人よりも時間があるので書店に立ち寄りやすいとみたりする声があった。
アンケート結果を書店はどう見るのか。全国に店舗を構え、ネット通販も行っている紀伊国屋書店の担当者は「うちもネット通販はクレジットカード決済になっているので、10代は買いにくいのかもしれません」という。
同社の場合はネット通販では1500円以上の購入で送料が無料になる仕組みを取っており、ほかの書店大手も一定額以上でないと送料がかかる場合がある。「10代よりも40~50代の方がネットで購入するのはそのためかもしれません」とし、実際に1人当たりの単価はネット通販の方が店舗よりも高くなっているそうだ。