所沢小中学校のエアコン設置 住民投票は賛成多数も投票率低迷

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   埼玉県所沢市で2015年2月15日、市立小中学校のエアコン設置の賛否を問う住民投票が行われ、即日開票された。賛成5万6921票、反対3万47票だったが、投票率は31.54%にとどまった。

   条例では「多数票が投票資格者の3分の1以上の場合、市長や市議会が結果の重みを斟酌しなければならない」と定め、藤本正人市長は賛否いずれかが投票資格者総数の3分の1以上だった場合は結果に従うとしていた。開票後、藤本市長は「これから内容を分析するが、これまで国内で実施された住民投票と比べると、高くはない投票率が残念」とコメントを出した。

   市は06年に自衛隊機が離発着する入間基地の騒音対策として全校に冷房を設置する方針を決めた。しかし11年に藤本市長が初当選し、予算面の課題や自然との調和を訴えて方針を転換していた。

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