ロックバンド「シーナ&ロケッツ」のボーカル、シーナ(本名・鮎川悦子)さんが2015年2月14日、子宮頸がんのため都内の病院で亡くなった。61歳だった。
シーナ&ロケッツ公式フェイスブックによると、14年7月に体調を崩し、病院で検査したところ末期がんであることを告げられた。だが、シーナさんは病気をファンに公表することなく、闘病生活を送りながらライブ活動をこれまで通り行うことを希望したという。同月には18枚目のオリジナルアルバム「ROKKET RIDE」をリリースした。
シーナさんの夫で、同バンドのギタリストである鮎川誠さん(66)は、
「シーナはロックが大好きなファンに愛されて、とても幸せでした。シーナは『ROKKET RIDE』を聴きながら、息を引き取ってしまったけど、最高のレコードを作ったことと最高の歌を歌ってくれてありがとう、とシーナへ叫んだ。 『ROKKET RIDE』はシーナと俺の歌。2人の愛は永遠だぜ」
とのコメントを出している。
「シーナ&ロケッツ」は1978年に結成、「涙のハイウェイ」でデビューした。翌79年に発表した「ユー・メイ・ドリーム」がJALのCMに起用されるなどしてヒット。以来、日本のロックシーンをリードしてきた。