子供は皮脂の分泌が少なく、肌も薄く、ダメージを受けやすい
同社は「子供のころの紫外線の傷は遺伝子に刻まれ、何十年もたってからしみやしわ、皮膚がんなどといった形で表れる。子供のころからの紫外線対策に取り組んでほしい」とする。
WHOも「生涯で浴びる紫外線量の大半は18歳までに浴びる」としており、子供時代の対策の重要性を強調する。子供の肌は皮脂の分泌が少なく、肌も薄く、ダメージを受けやすいためだ。
他方、日焼け止めを塗ることへの母親の懸念もある点についてはメーカー各社も、子供用商品を充実努めている。ロート製薬の子供向けブランド「ママはぐ」は、刺激が少なく、せっけんでも落とせるタイプ。玄関に置けるポンプ式の容器を採用し、出かける際に手軽にプッシュしてケアできるよう工夫している。花王も「ニベア」から「肌をやさしく守る」をPRした子供用を出しているほか、ディーエイチシー(DHC)や明治も子供用を商品ラインに加えている。