「食の安全」嵐に負けたマクドナルド いろいろ手は打っているのに客の戻りが鈍い

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

異物混入のリスクをゼロにはできない

   2月3日には、全店舗で一斉清掃、機器総点検を行うとともに、15万人の従業員にトレーニングを実施すると発表。第三者による清掃・点検結果のチェック、顧客対応の改善に向けたタスクフォースの設置などを明らかにした。「異物混入撲滅」を目指すマクドナルドだが、年間十数億食を提供する以上、何らかの原因によって異物が混入してしまう可能性があることは否定できない。どんなに対策を講じても、異物混入のリスクをゼロにはできない現実がある。

   信頼回復を目指し、カサノバ社長は全国47都道府県を回り、客から直接、要望を聞くほか、「100円マック」の拡充、既存店舗の改装なども実施するという。

   ただ、信頼回復に特効薬はない。異物混入での対応が後手に回ったとみなされたことが、現在の事態を招いただけに、品質、商品開発、店舗運営などあらゆる面で、どこまで消費者に向き合うことができるかが問われているといえそうだ。

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