日本と韓国が緊急時に通貨を融通し合う通貨スワップ(交換)協定について、延長しない見通しとなったと2015年2月14日、各紙が報じた。日韓関係の悪化が影響したとみられ、23日の期限切れとともに、協定は終了する。
日韓は01年に初めてスワップ協定を結び、リーマンショックなどの際に拡大され、11年には最大700億ドルまで増えていた。その後、両国関係の悪化に伴い縮小され、現在は100億ドル分が残っていた。
通貨スワップ協定は金融危機などで外貨不足に陥った際、自国通貨などを引き換えに相手国が持つ外貨を融通してもらう仕組み。