米軍普天間飛行場の辺野古沖移転をめぐり、沖縄防衛局が設置したコンクリートブロックがサンゴを傷つけている問題で、沖縄県の翁長雄志知事は2015年2月13日の定例会見で、県が岩礁破砕を許可した区域の外にコンクリートブロックが設置された可能性があるとして「すでに出した許可の一時停止を含めて検討するように指示した」と述べた。
これに対して菅義偉官房長官は同日午後の会見で、
「このコンクリートブロックの設置については、沖縄県知事が定める『沖縄県漁業調整規則』等を踏まえ、同県との調整を得て、適切に工事に入っている」
「沖縄県から許可を受けているわけですから。それに従って淡々とやっている。勝手にやっている訳じゃない」
などと反論し、現時点では両者の主張は平行線だ。
菅氏は、移設計画への影響については、
「まったくない」
とした。