JTが飲料事業から撤退のなぜ 「優劣は事業規模で決まる」からだ

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

業界では「いつ撤退するか」とみられていた

   JTも最近は新たなヒット商品に恵まれず、小売店の棚に商品を並べること自体が難しくなり、他社製品も販売する自販機頼みが続いていた。業界では「いつ撤退するか」とみられていたほどで、撤退よりもJTの自販機事業の中核を担う傘下のジャパンビバレッジホールディングスの今後が、むしろ注目されている。

   JTは自販機事業を継続する方針を示しつつ、提携や売却も含めて「さまざまな可能性を検討したい」(JT)としている。ライバル勢にとってもジャパンビバレッジは「魅力的な企業」(飲料メーカー幹部)であるだけに、業界内ではジャパンビバレッジ争奪戦の本格化を予想する声がしきりだ。

1 2
姉妹サイト