旅券返納カメラマンが「売名」批判に反論 「当初は、静かにシリアに行くつもりだった」

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「地方版に載る前提でインタビューを受けた」

   講演依頼のプロフィールページでは、料金の目安としては、15万円と書かれていた。ただ、「シリア内戦に関するお話と映像については、講演料金が29万円になります」となっている。

   杉本祐一さんは、J-CASTニュースの取材に対し、事前にシリア行きを明かしたことが売名行為であることを否定した。

「当初は、静かにシリアに行くつもりでした。それが、朝日新聞新潟支局がインタビューしたいと来て地方版に記事を載せ、1日置いて、地元紙の新潟日報が朝日の記事を読んでインタビューしに来ました。それらの記事をどこかの機関が外務省に送ったので、行かないでほしいと来たのでしょう。地方版に載る前提でインタビューを受けたわけですが、今思えば軽率だったと思います」

   そして、杉本さんは、2月12日に外国特派員協会で会見し、これまでの経過や政府への思いについて話すことを明らかにした。

   シリア内戦などの講演は、依頼があれば行くものの、今は依頼がないという。ブログで書いたことについては、「今はネットをほとんどしないので、ネットの騒ぎについては知りません。しかし、それを気にしていたら、だれも発言できないと思います」と話した。

   今回のシリア行きがもし実現した場合について、杉本さんは、地元などのテレビ局に売り込むつもりだったという。なお、提供予定だったものについては、「イスラム国には関心がなく、接触したり入ったりつもりはありませんでした。あくまでも、12、13年にも行った自由シリア軍の取材を続けていくことを考えていました」と強調していた。

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