ダイオウイカの「炙りスルメ」どんな味? 大試食会開催に「ワクワクする」の声

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「二度と作らない。笑」

   ダイオウイカの「スルメ」を作った「浜常食品工業」の濱力男社長も取材に対し、「あんまり美味しくない」と明かす。

   ダイオウイカの肉はただでさえ少ない上、塩分を多分に含んで水っぽく、アンモニア臭もある。念入りに加工した後でも「やっぱり美味しくない」という。

   「なぜスルメにしようと思ったのか」という問いには「遊びで作ったようなものだから」と前置きし、「富山湾産のスルメでは一番大きくなるし、面白いと思ったから」「乾燥させておけば生よりも保存がきいて、多くの人に見てもらえるから」と答えた。1匹は標本として保存、残りの3匹を試食会で「炙りスルメ」として振る舞う予定という。

   引き取った時に全長4メートル(胴1.8メートル 足2.2メートル)、重さ130キロあったダイオウイカは塩漬け、乾燥の工程を経て全長3.7メートル、重さ6.5キロに。それでも「1匹から300人分はとれるんじゃないか」と話す。

   合わせて10日間かかったという加工は「乾燥の温度がわからないから苦労した。上げすぎても腐っちゃうし、下げすぎてもなかなか乾かない。本当に手間がかかった」という。

   そして笑いながら記者にこう話した。

「二度と作らない。笑」
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